7月の
米雇用統計によると、米雇用者の伸びはこの3カ月に大きく減速したことが明らかになった。経済を巡る不確実性が広がる中で、労働市場のペースが落ち始めていることが改めて示唆された。
雇用統計に関する市場関係者のコメントは以下の通り。
◎LPLファイナンシャルのジェフ・ローチ氏:
最も注目すべき点は下方修正だ。こうした弱さを踏まえ、市場は金利見通しを再考することになるだろう。われわれは、FRBが9月にも利下げに踏み切る可能性があるとの見方を一層強めている。
◎GDSウェルス・マネジメントのグレン・スミス氏:
今回の雇用統計は予想よりも弱く、マクロ経済の不透明感が高まる中で企業が様子見姿勢を続けていることがうかがえる。雇用の伸びの鈍化はここ数カ月続いており、この傾向が続けば、米金融当局に秋の利下げを迫る可能性がある。
◎ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのアレクサンドラ・ウィルソンエリゾンド氏:
今週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で示されたタカ派的な姿勢に正面から異を唱える内容だ。立証責任が移り、インフレ懸念にもかかわらず、労働市場の低迷が続けば、FOMCは政策転換を余儀なくされるだろう。
◎プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏:
過去2カ月分の大幅下方修正は、労働市場が強いとの見方に大きな一撃を与えるものだ。さらに懸念すべきは、関税の悪影響がようやく表れ始めた段階にあり、今後数カ月に労働市場の減速をさらに鮮明に示すデータが出てくる可能性が高いという点だ。
◎ハリス・フィナンシャル・グループのジェイミー・コックス氏:
パウエルFRB議長は今週の金利据え置きを「後悔する」かもしれない。9月利下げは確実となり、失われた時間を挽回するために50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが実施される可能性もある。
◎eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏:
一番大きな問題は、労働市場の減速とインフレ高進が同時に起こった場合、FRBがどのように対応するかだ。現在、どちらも極端な状況には至っていないが、インフレは上昇傾向にあり、労働市場は勢いを失っている。状況が深刻化し、労働市場が本当に悪化し始めた場合、FRBは金融緩和措置を講じる可能性が高い。ただ、インフレが頑固に高止まりした場合、その対応は迅速で柔軟なものにはならないかもしれない。
原題:
Stocks Slide as Bonds Surge After Weak Jobs Report: Markets Wrap(抜粋)
(市場関係者のコメントを追加します)
【米雇用統計】FOMCは政策転換余儀なくされる-市場関係者の見方
記事を要約すると以下のとおり。
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[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米雇用統計】FOMCは政策転換余儀なくされる-市場関係者の見方





