エヌビディア株、ティール氏ヘッジファンドも保有全株を7－9月に売却

米テクノロジー業界への投資で財を成し、保守系政治家を資金面で支援するピーター・ティール氏が率いるヘッジファンド、 ティール・マクロは、7－9月（第3四半期）にエヌビディア保有株を全て売却していた。
　ティール氏は、ソフトバンクG創業者の孫正義氏ほどには人工知能（AI）開発に強気ではない。
　また、909のヘッジファンドがSECに提出した文書を分析したところ、エヌビディア株に対し、投資を続けているがそれに見合う収益化モデルをいまだ示せていないAI関連各社に対する投資家心理はほぼ拮抗（きっこう）していることが明らかになった。
　ティール氏はまた、エヌビディアと競合する米サブストレートやAIスタートアップのメルコア、コグニションAIなどさまざまなベンチャー企業にも出資している。
原題：PeterThiel’sFundSoldOffEntireNvidiaStakeinThirdQuarter（抜粋）—取材協力NewleyPurnell。