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カナダ首相辞任で後継争い始まる-前財務相や前英中銀総裁ら有力

記事を要約すると以下のとおり。

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カナダのトルドー首相は6日、首相と与党自由党の党首を辞任すると
発表した。これにより自由党党首の座を巡る争いが始まり、勝者は第24代カナダ首相に就くことになる。党幹部は声明で、今週にも全国役員会を招集し、新党首選出に向けた全国規模かつ民主的なプロセスを開始すると発表した。
  有力な候補者は以下の通り。
クリスティア・フリーランド氏
  フリーランド氏(56)ほどトルドー氏と親密な関係を築いた閣僚はいない。同氏はトルドー氏の在任期間中、国際貿易相や外相、財務相などの要職を歴任した。女性として初めてカナダの財務相に就任したほか、5年間にわたり副首相も務めた。

  ただ、昨年12月16日に辞任を発表。トルドー氏がトランプ次期米政権との貿易戦争に備えるのではなく、「高額な政争の具」に注力しているとし、トルドー氏のリーダーシップに対して最も深刻な課題を突きつけた。
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ブルームバーグのニューヨークオフィスでインタビューを受けるクリスティア・フリーランド氏(2024年7月)
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg  カナダ西部アルバータ州でウクライナ人の母親のもとに生まれたフリーランド氏は、ハーバード大学でロシアの歴史と文学を学び、そこで後に米財務長官となるラリー・サマーズ氏と親交を築いた。その後、ローズ奨学金を獲得しオックスフォード大学に進学。同氏のウェブサイトによると、英語とフランス語、ウクライナ語、ロシア語、イタリア語の5カ国語を話す。
  フリーランド氏はジャーナリストとなり、35歳までに英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)やカナダ紙グローブ・アンド・メールで上級職に昇進。その後、トルドー氏から声がかかり、2013年に国会議員に当選した。
  フリーランド氏にとって、トルドー氏らとの親密な関係は政治的にマイナスになる可能性がある。フリーランド氏の突然の辞任は、トルドー氏と距離を置き、自身のリーダーシップへの道を切り開きたい表れだとみられている。フリーランド氏は他の候補者よりも有権者の中で高い知名度を誇っている。
マーク・カーニー氏
  カナダ極北に位置するノースウェスト準州生まれのカーニー氏(59)はアルバータ州で育ち、フリーランド氏と同じくハーバード大学とオックスフォード大学に進学。政界入りは一度もないが、トルドー氏は下院選への出馬か政府の要職に就くよう働きかけていた。

  昨年12月中旬、トルドー氏はカーニー氏が内閣入りで合意したと確信し、同月13日にはフリーランド氏に別のポストに起用する意向を伝えた。だが、その3日後にフリーランド氏は辞任を表明した。

スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総会のパネルセッションで講演するマーク・カーニー氏
Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg  自由党の党首選ではカーニー氏の経済に関する経歴が際立つだろう。同氏は10年余りにわたり
ゴールドマン・サックス・グループに勤務。ロンドン、東京、ニューヨーク、トロントを渡り歩き、アナリストとして勤めた後は、ソブリンリスク、デット・キャピタル・マーケット、コーポレートファイナンス、投資銀行業務に携わった。
  08年2月、42歳で
カナダ銀行(中央銀行)総裁に就任。その数カ月後には
リーマン・ブラザーズが破綻し、世界的な金融システムが危機に陥る中で、対応のかじ取りを担った。
  その後、20カ国・地域(G20)の中銀や監督当局で構成する金融安定化理事会(FSB)の議長に就任。13年にはイングランド銀行(英中銀)の歴史で初めて外国人として総裁に就いた。
  カーニー氏は現在、ブルックフィールド・アセット・マネジメントとブルームバーグの会長を務めている。
  カーニー氏は自由党の党首選への出馬を検討していると発表した。
ドミニク・ルブラン氏
  ルブラン氏(57)は2000年に初当選を果たしたベテラン国会議員で、トルドー家とのつながりは幼少期までさかのぼる。1970年代、ルブラン氏の父はジャスティン・トルドー氏の父、ピエール・トルドー内閣で閣僚を務めた。

ドミニク・ルブラン氏
Photographer: Kamara Morozuk/Bloomberg  ルブラン氏は子どもの頃、ジャスティン・トルドー氏のベビーシッターをしており、カナダで最大の人口を抱えるオンタリオ州のフォード首相がかつて、ルブラン氏は今でもその役目を果たしていると冗談を飛ばしたことがある。

  ルブラン氏は今もなおトルドー氏の最も近しい側近で、フリーランド氏の辞任後に財務相に起用されたことからもそれがうかがえる。昨年11月、トランプ氏がフロリダ州に持つ邸宅「マールアラーゴ」で開かれた同氏との夕食会でもトルドー氏と共に出席した。一方、フリーランド氏は同席しなかった。
  ルブラン氏は08年に自民党党首に立候補したが、その後撤退。自由党が11年の選挙で大敗する中でも自身の議席を確保し、12年にはトルドー氏を党首に推薦した。
  17年に白血病と診断されたことを明かしたが、翌年には完全に寛解したと発表した。
メラニー・ジョリー氏
  弁護士としてキャリアをスタートし、広報業務にも携わった後、13年にモントリオール市長に立候補した。得票数2位と新人としては素晴らしい結果を残し、トルドー氏が連邦政府の業務に誘い込んだ。

メラニー・ジョリー氏
Photographer: Bess Adler/Bloomberg  その後、ジョリー氏(45)はトルドー氏によって民族遺産相に起用され、メディア規制や観光の監督を手がけた。他の小さな閣僚職を歴任した後、トルドー政権3期目の21年10月に外相に就任した。
  外相就任中の3年間は波乱に満ちた外交関係を経験。カナダ政府はウクライナを支援しながらロシアに対する制裁を追求したほか、人権や外国の干渉などさまざまな問題で中国と対立した。
  さらにモントリオールなどカナダの主要都市で分裂を招いたイスラエルとイスラム組織ハマスとの対立や、カナダとインドの関係悪化などにも対応。こうした中、北極圏の領有権を巡るカナダとデンマークの49年間にわたる「ウイスキー戦争」に終止符を打つという功績を挙げた。
フランソワフィリップ・シャンパーニュ氏

フランソワフィリップ・シャンパーニュ氏
Photographer: Graham Hughes/Bloomberg  シャンパーニュ氏(54)は国会議員に選出されるはるか前の09年のインタビューで、首相就任を目指す意向をはっきりと表明した。その頃、シャンパーニュ氏は世界経済フォーラム(WEF)で若手リーダーに選出された。

  自由党が政権を奪還した15年に当選し、17年には国際貿易相に就任。フリーランド氏と共に1期目のトランプ政権と関税を巡って争った。19-21年には外相を務めた。
  現在はイノベーション・科学・産業相として、鉱山を巡る取引や電気通信、人工知能(AI)に関する規制などビジネスとテクノロジーに対する政府の取り組みの多くを監督している。
アニータ・アナンド氏
  アナンド氏はトロント大学で法学を教え、投資家の権利、資本市場、企業統治を専門としていた。カナダ当局に金融政策に関する助言を提供したほか、証券法の近代化について研究した。

アニータ・アナンド氏
Photographer: David Kawai/Bloomberg  政界入りは19年。その後、トルドー氏によって公共事業調達相に任命され、カナダ史上初のヒンズー教徒の閣僚となった。通常は目立たないポストだが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で脚光を浴びた。
  21年10月に国防相に就任。その4カ月後にはロシアがウクライナに侵攻し、カナダは同盟国と共にウクライナ政府に軍事支援を行った。
  23年にはカナダの財政会計やその他の政府機能を管轄する財政委員会の委員長に就いた。昨年には貿易の円滑化を図るため、米国とカナダの規制問題に関する委員会を復活させた。トルドー政権最後の数カ月は運輸相兼国内貿易相を務めている。
原題:
Carney, Freeland Lead List of Contenders to Succeed Trudeau (1)(抜粋)

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[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース カナダ首相辞任で後継争い始まる-前財務相や前英中銀総裁ら有力

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