米電気自動車(EV)メーカー、
テスラの株価が、7日の時間外取引でさらに下落した。ラトニック米商務長官は3月、これ以上の下落はないとの見解を示していた。
世界市場が幅広く下落する中、テスラ株は10%以上急落し214ドル80セントをつけた。ラトニック氏は3月19日のFOXニュースとのインタビューで、「これほどの安値に再びなることはない」と述べ、テスラ株を買いだとしていた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はその数日後、同社従業員に対し、テスラ株を手放さないよう
呼びかけた。
ウォール街でテスラ株に最も強気とされる
ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダニエル・アイブス氏が、トランプ米大統領の通商政策やマスク氏が引き起こしたブランド危機を理由に、目標株価を43%も
引き下げたことで、売りが加速した。
テスラ株は昨年12月半ばに記録した最高値から50%も下落している。トランプ氏とマスク氏の親密さから、昨年11月の大統領選でのトランプ氏当選は、テスラに優位に働くとみられていた。だが、マスク氏が国内外の政治的議論に関与したことは、消費者離れや抗議を引き起こした。
テスラは先週、1-3月期(第1四半期)の販売台数が予想を大幅に下回り、2022年以来の低水準だったと発表した。この発表前から、複数のアナリストがここ数週間で、テスラの販売や収益の見通しを引き下げている。テスラは、トランプ政権が輸入自動車に課す25%の関税の影響も比較的大きいとされており、マスク氏も同社が無傷ではいられないと警告している。
アイブス氏は6日、顧客向けのリポートで、中国市場でのテスラの立場に懸念を示した。「トランプ関税や、政権へのマスク氏への関わりに対する中国の反発は過小評価できない。中国の消費者は、比亜迪(BYD)、蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車などの国内製品を購入する動きをさらに加速させるだろう」としている。
原題:
Tesla Falls Below Price Lutnick Said It Wouldn’t Drop to Again(抜粋)




