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ドバイの高級ペントハウス、未完成でも超富裕層が争奪戦-市場再燃

記事を要約すると以下のとおり。

ブルックフィールド・プロパティーズがドバイで手がけるの新たな高級不動産プロジェクトでは、本格的な建設がまだ始まっていないにもかかわらず、既に購入希望者による入札合戦が繰り広げられている。
 プロジェクトを手掛けるブルックフィールドとドバイ・ホールディングが運営する入札は、世界の都市の中で最も多かった。
当時も完成前の物件を売買するいわゆるオフプラン市場が再びドバイ不動産ブームを支える柱となっている。
  海外投資家からの大規模な資金流入が続いているため、市場の調整が起きれば影響は世界に波及しかねない。
 その余波で数千人の外国人居住者がドバイを離れ、高級車を空港に放置して逃げ出す光景も見られた。
 現在、開発業者によると、09年当時と異なり、現在の需要は短期転売を狙う投資家ではなく、実需層や別荘需要が中心となっており、市場の安定性はより高いとみられる。
世界金融危機後に頓挫したプロジェクト「ドバイ・パール」の解体作業現場(2023年)Photographer:AndreaDiCenzo/TheWashingtonPost/GettyImages  それでもリスクは残る。
 UBSグループのアナリストは最近のリポートで「22年以降、経済ブームの中でドバイのバブルリスクが急上昇し、市場はますます過熱しているように見える」と警鐘を鳴らした。
賃貸利回りが依然として高水準にあることと、住宅価格が他の主要都市に比べてなお大幅に低いことだ。
 今回のドバイ不動産コンサルタント会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・コアの調査責任者プラチューシャ・グラプ氏は、多くの購入者がオフプラン市場に参入でき、必ずしも頭金20%を用意する必要がないという手軽さが理由の一つだと説明。
「供給は増えているものの、その背後には強力な需要要因が存在している」と述べた。
各ペントハウスには専用ロビー、専用エレベーター、大型テラス、そして水面が空や海と一体化して見えるインフィニティープールが備えられる。
 オフプラン販売は、2010年代前半にロンドンで起きた高級マンションブームでも一般的な手法だった。
ドバイで進行中のソラヤ開発プロジェクトの完成予想図Source:BrookfieldPropertiesandDubaiHolding   ドバイの開発業者は、過去から教訓を学んだようだ。
同社を含むドバイの開発業者は、市場減速が起きた場合でも軟着陸できることを目指している。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ドバイの高級ペントハウス、未完成でも超富裕層が争奪戦-市場再燃

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