米資産運用会社
バンガード・グループは、ミューチュアルファンドと上場投資信託(ETF)の手数料を引き下げた。同社史上最大の引き下げとなり、資産運用業界に衝撃を与える可能性が高い。
バンガードは3日、87本のミューチュアルファンド・ETFの経費率を直ちに引き下げると発表。これを受け、同社の資産加重平均手数料は、運用資産10兆ドル(約1550兆円)に対して0.07%となり、業界平均の0.44%を大きく下回る。
バンガードの手数料は既に業界最低クラスにあるが、今回の引き下げでライバルに大きな挑戦を突きつける形となった。これは多くの人に、手数料を巡る競争が
頂点に達した5年前を想起させるかもしれない。当時は手数料ゼロの商品や、投資してもらうために顧客に資金を支払うファンドまで登場していた。
バンガードは3日、87本のミューチュアルファンド・ETFの経費率を直ちに引き下げると発表
Source: Bloomberg サリム・ラムジ最高経営責任者(CEO)は電話取材に対し「必要なテクノロジーや投資の費用を支払った後、当社のオーナーでもある顧客に効果的に価値を還元する方法は、手数料引き下げだ」と説明。「当社が大きくなればなるほど、手数料は引き下げられる」と述べた。同氏は昨年7月に競合のブラックロックから同社に
移籍した。
今回の動きに伴い、バンガードは投資家が今年だけで3億5000万ドル節減できると見込んでいる。
手数料引き下げはさまざまな資産クラスに適用されるが、バンガードは特に債券に重点を置いている。
同社のアクティブ運用債券ファンドの加重平均手数料は0.1%に引き下げられ、インデックス連動型の債券ファンドは0.05%となった。これに対し、アクティブ債券ファンドの業界平均は0.52%、パッシブ債券ファンドの業界平均は0.11%。
原題:
Vanguard’s Average Fee Is Now Just 0.07% After Biggest-Ever Cut(抜粋)






