フランス首相の不信任投票が否決－年金改革で譲歩、社会党の支持得る

フランスの国民議会（下院）は16日、ルコルニュ首相に対する2回の不信任投票を否決した。
　リスクの重要な指標であるフランスとドイツの10年債利回り差（スプレッド）は、78ベーシスポイント（bp、1bp＝0.01%）でほぼ横ばいだった。
不信任投票後のルコルニュ仏首相（10月16日、国民議会で）Photographer:NathanLaine/Bloomberg　　社会党議員らは、ルコルニュ氏が定年年齢を段階的に引き上げることを決めた2023年の年金改革法の適用停止は、改革を経済政策の象徴としてきたマクロン大統領にとっては大きな政治的代償を伴う。
　年金と予算の今後の道筋も不透明だ。
　社会党はすでに、福祉給付や年金支給の凍結を含む歳出削減策に反発している。
我々は、賛成票を投じる約束はしていないと述べた。