中国、住宅市場支援で「公積金」活用-約220兆円規模の積立金制度
記事を要約すると以下のとおり。
中国は住宅市場の活性化を図るため、これまであまり注目されてこなかった10兆9000億元(約220兆円)規模の資金プールを活用し始めている。この制度による住宅ローン負担の軽減を図っていると指摘。 中国が30年前にシンガポールの制度を手本に導入したこの制度では、従業員と雇用主が毎月、住宅ローンを受けられる場合が多い。米中両国が5月に合意した一部関税の暫定的な引き下げを巡り、合意違反を互いに非難し合う中で、この課題は再び注目を集めている。そうした中で、住宅ローン向け資金の供給要件緩和は、今年10%以上減少し、約3兆4000億元となる見通しで、2020年のピーク時の3分の1以下にとどまる。経営難に陥っている碧桂園の販売額は先月、前年同月比28%減少し、同社の健全性や不動産業界全体への懸念をあらためて浮き彫りにした。 公積金ローンの利用可能額は、基金への拠出額や婚姻状況など、さまざまな条件に基づいて決まる。関連記事中国住宅ローン金利、驚きの3年ぶり上昇-当局が銀行に指導か 中国、大手銀4行に10兆円余り注入へ-増資引き受けで資本強化 中国不動産危機、デフレなら悪化の一途-ようやく救済に動いた共産党原題:ChinaTaps$1.5TrillionFundtoBoostHomeMarketSupport(1) (抜粋) 。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国、住宅市場支援で「公積金」活用-約220兆円規模の積立金制度