中国はレアアース追加規制を停止、半導体企業の調査終了－米政府

ホワイトハウスは中国がレアアース（希土類）金属を対象とした追加輸出規制の実施を事実上停止し、米国の半導体サプライチェーン関連企業に対する調査を打ち切ると発表した。
中国はまた、今年10月に発動を示唆していた対中100%関税の適用除外措置を26年11月10日まで延長する。
従来は今年11月29日までとされていた。
　ホワイトハウスによると、中国はレアアース精製で世界的な優位性を持ち、これを米国や同盟国に圧力をかける手段として利用していた。
中国は今季1200万トンを輸入する予定だ。
関連記事：トランプ氏、フェンタニル関税全廃の意向－中国の取り締まりを条件に　　トランプ氏は大統領専用機の機内で記者団に「それを確認し次第、残りの10%も撤廃する」と述べていた。
　米中の合意によって緊張は和らいだが、あくまで一時的な停戦であり、措置はいずれも1年間に限定されている。
トランプ氏はエネルギー分野でも協力を進める意向を示し、中国がアラスカ産の原油・天然ガスを購入することで合意したと述べた。