フランスで9月初旬にも政権崩壊の可能性がある中、ロンバール経済・財務相は、債務削減計画を軌道に乗せ続けられる限り、金融市場の緊張は和らぐとの考えを示した。仏経済団体メデフの27日の年次総会で発言した。
ロンバール氏は、税収は想定通りで歳出も管理されているため、今年は財政赤字を国内総生産(GDP)比5.4%に抑えるとの目標を達成できると確信していると語った。
バイル首相は9月8日の信任投票で、財政計画を巡り辞任に追い込まれる可能性が高いが、ロンバール氏は、それでも26年の財政赤字を4.6%に縮小する計画を実行できるとしている。同氏は「投票結果がどうであれ、2026年予算の編成は続ける」と語った。
債務削減を巡り、バイル氏が自ら信任投票に臨むという突然の決断を下したことで、政治的不透明感が再燃し、金融市場は動揺している。投資家は、すでにユーロ圏で最大の財政赤字を抱えるフランスに、今後数カ月でさらなる財政難が生じると見込んでいる。
フランス10年債とドイツ10年債の利回り差(スプレッド)は、27日に82ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で引け、1月以来の高水準となった。ただ、緊張は28日にはやや和らぎ、スプレッドは79bp近辺まで縮小している。
バイル氏は27日夜、週明けの9月1日から野党との協議を開始すると述べた。1週間かけ、9月8日の投票で少なくとも棄権に回るよう説得する考えだ。
ロンバール氏は、フランスに金融危機があるとは考えておらず、予算に関する見通しが明確になれば、借り入れコストはさらに低下すると述べた。
同氏は「不透明感をできるだけ早く取り除くことが重要だ。そうすれば、ドイツ債とのスプレッドも、フランスの債務コストも低下すると確信している」と強調した。
原題:
France Will Meet 2025 Deficit Target of 5.4% GDP, Lombard Says(抜粋)






