日本の金利上昇で国内投資家が外国資産から資金を引き揚げ、国内に資金を振り向ける動きが強まりつつあり、世界の通貨・金利市場は大きな転換期を迎えつつある。RBCキャピタル・マーケッツがこう指摘した。
RBCの通貨ストラテジスト、リチャード・コチノス氏(ニューヨーク在勤)は3日のリポートで、「日本の投資家は2020年以来初めて、国内投資に魅力を感じるほどの利回りが得られる見通しだ」とし、「そう遠くない将来、日本の投資家はのどの年限であっても日本国債を選ぶことに米国債との差を感じなくなるだろう」との見方を示した。
日本銀行が1年以上前に超緩和策を転換して以降、日本国債の利回り上昇は世界の投資家の関心を集めており、米国債の需要にはリスクとみなされてきた。
一方、利回りを重視する日本の国内投資家にとって、見通しは明るさを増しているとRBCは指摘する。同社の試算では、来年末までに日本の投資家は利回り曲線のどのゾーンに投資するか次第で約30-120ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の上乗せ利回りを得られる見込み。これは既に期間長めの国債で実際に見られ、短期国債でも投資妙味が高まる方向にある。
「為替ヘッジ付き利回りの変化、ヘッジコスト低下、それらが世界の金利や通貨フローに与える影響を踏まえると、2026年に日本は大きな転換点を迎えることになるだろう」とコチノス氏は論じた。
原題:
Japanese Investors Face ‘Sea Change’ in Rising Yields, RBC Says(抜粋)






