米半導体メーカー、
インテルの昨年10-12月(第4四半期)決算では、売上高が143億ドル(約2兆2000億円)とアナリスト予想を上回った。ただ、競争力の回復には時間を要すると警告した。
10-12月売上高は予想を上回ったものの、その一部は米国の関税賦課を懸念した顧客からの発注が前倒しされたものだったと経営陣は説明。今年1-3月(第1四半期)の売上高については、需要低迷と競争圧力を理由にアナリスト予想を大幅に下回る見通しを示した。
30日の発表資料によると、1-3月売上高は117億-127億ドルになると予想。
アナリスト予想の平均は128億5000万ドルだった。一時項目を除く1株損益予想はトントンと、アナリスト予想の8セントの黒字を下回った。
ウェドブッシュのマネジングエディター、マット・ブライソン氏がインテル決算について語る
Source: Bloomberg インテルは新最高経営責任者(CEO)の選定状況について最新の情報を明らかにしなかった。新たな
リーダーは
会社分割を含む選択肢に対応すると見込まれている。
ブルームバーグや他のメディアは、競合他社がインテルの全体ないし一部の買収を検討していると伝えた。
一方、経営陣は、同社が達成可能だと考える現実的な予測に照準を定めており、リソースの投機的な投入は行わないと表明。暫定共同CEOのデービッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)はインタビューで「市場全般の不確実性については慎重にならなければならない」と語った。
10-12月の一時項目を除く1株損益は3セントの赤字だった。
株価は時間外取引で一時3.2%上昇。ニューヨーク時間の終値は20.01ドルだった。過去12カ月では50%余り下落している。
最近まで世界最大の半導体メーカーだったインテルは、3年連続で通期の減収を記録し、2024年の売上高は約10年ぶりの低水準となった。インテルが売上高の成長を取り戻すためには半導体を人工知能(AI)アクセラレータ向けなどに改良する必要があるが、
エヌビディアのアクセラレータ用半導体に代わる有効な製品を生み出すことができていない。
インテル製品を統括し、暫定共同CEOも務めるミシェル・ジョンストン・ホルトハウス氏は、インテルの新たなパソコン用半導体は競争力があるものの、データセンター向けのより優れたサーバー用半導体を提供するにはまだ課題があると述べた。
10-12月の粗利益率は39.2%だった。1-3月は33.8%が見込まれている。インテルのピーク時の粗利益率は常に60%を大きく上回っていた。エヌビディアの粗利益率は70%を超えている。
インテルは現在、製造業務をより厳しく精査することを目的に部門別の売上高を公表している。
ファウンドリーサービスの売上高は前年同期比13%減の45億ドルと予想に一致。パソコン用半導体の売上高は80億ドル。予想は79億ドルだった。データセンターおよびAI用半導体部門の売上高は34億ドルと前年同期比で3%減少した。
原題:
Intel Fourth-Quarter Sales Beat Estimates During Turnaround (3)(抜粋)
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