米国債格下げに備えた適切な戦略策定、香港当局が年金基金に指示

香港の年金制度を監督する強制積立基金制度管理局（ＭＰＦＡ）は28日、米国の信用格付けに「市場に大きな影響を与えるイベント」が起きた場合に備え、適切な戦略を策定するよう域内の年金基金に指示したことを明らかにした。
　声明では、年金基金の運用者に対し「規則を踏まえた適切な緊急対策を策定し、市場の動向に応じて、資産配分を適時かつ秩序ある形で調整する必要がある」としている。
関連記事：ムーディーズの米格下げ、香港年金基金に米国債強制売りのリスク　　香港法に基づく厳格な投資規制に米国債が抵触するリスクが浮き彫りになった。