米国株が1カ月ぶりの大幅安、どこまで下げるのか－投資家の議論活発

米国株が1カ月ぶりの大幅安となり、4月に始まった強気相場がついに終わりを迎えるのではないかとの懸念が広がっている。
S&P500種株価指数は2.3%下げ幅を記録した。
AI事業への期待では、株価上昇行き過ぎ感を払拭できなかった。
それでも、多くの投資家は割高感よりも上昇の勢いを追う姿勢を強めてきた。
　方向性についての市場参加者の見方はさまざまだ。
　一方で「市場の重さは感じるものの、これは記録的な上昇が続いた後の調整だ」とも述べ、「過去にうまくいった「押し目買い」を狙う投資家は依然多いとみている。
　バンク・オブ・アメリカ（BofA）のサビタ・スブラマニアン氏は、S&P500種株価指数の「6400－6500への下落は十分起こり得る」と考えている。
　ゴールドマン・サックス・グループのパートナー、リッチ・プリボロツキー氏はS&P500の初期的な下値支持線として6750－6800ポイントを注視している。
　S&P500の4日終値は6771.55。