米国で近く利下げが見込まれる中、リセッション(景気後退)リスクはなお低いとして、米ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、米国株が20%超の大幅安となる可能性は低いと予測した。
クリスチャン・ミューラーグリスマン氏率いるゴールドマンのチームは、バリュエーションの上昇や強弱が混在する成長見通し、政策の不透明感によって年末にかけて株価が下落する可能性はあるものの、「健全な民間セクター」が経済をある程度支えており、全面的な弱気相場に突入する公算は小さいとの見方を示した。
さらに過去の分析によれば、S&P500種株価指数は1990年台以降、20%を超える値下がりを記録する頻度は減っている。ビジネスサイクルの長期化やマクロ経済のボラティリティーの低下、さらに中央銀行による「緩衝」が背景にあるという。
ミューラーグリスマン氏らは9日付のリポートで、資産配分についてはなおニュートラルを維持した上で、今後12カ月については「ややリスク志向」とした。
スワップ動向によれば、トレーダーは2024年末までに100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を上回る利下げを想定している。
原題:
Goldman Strategists Say Stocks Unlikely to Sink Into Bear Market
(抜粋)
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