米政府閉鎖がFX市場に追い打ち、為替トレーダー2005年以来の成績不振

米史上最長の政府機関閉鎖が続く中、為替トレーダーのパフォーマンスが過去数十年で最悪となっている。
　政府閉鎖に伴い、重要な経済統計や市場ポジションのデータが数週間にわたって公表されていない。
　結果として、為替市場のボラティリティーは長期平均を大きく下回っている。
同指数は為替先物やキャッシュフォワードを取引する25の通貨プログラムを追跡する。
関税を巡る混乱の中、長年維持されてきた複数の相関関係が崩れ、市場は追跡が難しい資金フローやヘッジ戦略の変化に左右されるようになった。
　こうした中、資金フローに関する独自の分析指標に加え、ADPリサーチ・インスティテュートや米供給管理協会（ISM）などの民間データが、これまで以上に重要な役割を果たしている。
「大幅に減少」　　為替の変動が落ち着くにつれ、大企業が急いでポジションをヘッジする可能性は低下している。
ゴールドマンの四半期決算資料によると、為替取引の純収入は前年同期比で5%減少した。
ゴールドマンの担当者はコメント要請に応じなかった。
　「米国のデータに大きな空白がある状況では、自然と慎重にならざるを得ないと同氏は指摘。」