英政府、上期に約1.5兆円の借り入れ超過-財政難いっそう浮き彫りに
記事を要約すると以下のとおり。
今財政年度前半の半年間に英国の政府借入額が予想を72億ポンド(約1兆4600億円)上回ったことが明らかになった。 政府統計局(ONS)によると、9月単月の数字はほぼ市場予想の範囲内だったが、上期全体の状況は、11月26日の秋季財政報告を前に公的財政が極めてぜい弱な状態であることを浮き彫りにする。このため秋季財政報告でリーブス氏は「このままのペースで進めば、2025-26年度の借入総額はOBRの通年予測を100億ポンド程度超過する可能性がある。」経済がほぼ完全雇用状態にあり、パンデミックやエネルギー危機といった衝撃から回復して既に久しくなっている状況にしては、異例に大きな水準だと指摘した。 リーブス氏の「日常的な支出は税収で賄う」という財政規律の基準で見ると、上期の支出はOBRの長期予測に影響しかねないと警告。 さらに、「この傾向が続き、経済成長による税収増加が想定を下回る場合、リーブス氏が11月や今後の財政で向き合わざるを得ない財政の数字は一段と厳しくなる恐れがあるとリドパス氏は続けた。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 英政府、上期に約1.5兆円の借り入れ超過-財政難いっそう浮き彫りに