S&P500種株価指数の採用銘柄が発表した四半期決算は、予想を大きく上回った。関税の影響を抑え、ドル安の恩恵を享受できたことが寄与したと、ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが分析した。
4-6月期決算の発表シーズンは終盤を迎えたが、S&P500種企業全体の1株当たり利益は前年同期から11%増加し、4%としていたアナリストの予想コンセンサスを大きく上回ったという。500社の92%が決算を発表済みの現在、決算が標準偏差1%を超えるほど予想を上回った企業は60%あったとストラテジストらは指摘した。
米国株チーフストラテジストのデービッド・コスティン氏はリポートで「4-6月期決算は過去に例をあまり見ない頻度で事前予想を上回った」と述べた。
関税にもかかわらず利益率が予想より持ちこたえられたのは、納入業者と交渉し、サプライチェーンを調整、コストを下げて、価格上昇分を消費者に転嫁したからだと、ストラテジストらは分析した。
またトランプ米大統領による新たな関税発表を受け、アナリストの業績予想が引き下げられたことも結果的に良かったという。コスティン氏のチームは6月のリポートで、「コストの大半は消費者に転嫁される見込みだが、想定以上のコストを企業が吸収せざるを得ない場合は、利益率に圧力がかかる」としていた。
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ドル安が企業の増収に拍車をかけたとも、ゴールドマンのストラテジストらは指摘。ただし現時点でドル安の追い風が弱い小規模企業では、売り上げの伸びに対するリスクが比較的大きいようだとも警告した。
原題:
Goldman’s Kostin Says S&P 500 Earnings Surge Past Expectations(抜粋)








