欧州中央銀行(ECB)は利下げにあたり一歩ずつ進んでいくべきだと、チーフエコノミストを務めるレーン理事が語った。
レーン氏は25日にロンドンで行った講演で、戦争や世界的な政治の変化などリスクが山積する中で、政策当局者には鋭敏な行動が求められると呼び掛けた。
ECBチーフエコノミストのレーン理事
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg 「調整の速度や規模について柔軟な思考を保つことは、実際、さまざまな環境において価値ある戦略だ。異なる状況では、違ったアプローチが必要となる可能性があるからだ」とレーン氏は指摘。「慎重で一歩ずつ進む戦略により、われわれの決定に対する経済の反応を観察でき、その影響の理解を継続的に精査することが可能になる」と述べた。
ECBにとって今年最後の政策会合まで3週間を切ったが、不透明性が見通しを曇らせている。一部の調査は活動縮小を
示唆し、新たな関税賦課の恐れが景況感を冷え込ませるなど経済が著しく減速する一方、賃金の伸びは加速し、インフレがまだ完全には抑制されていない可能性も浮かび上がっている。
アナリストらは今年4回目の0.25ポイント利下げが決定され、中銀預金金利が3%になると見込んでいる。短期金融市場の織り込み具合もほぼ同じだが、景気減速を踏まえ、0.5ポイント利下げの可能性もあるとみられていることが示唆される。
レーン氏は25日朝にフランス紙レゼコーが掲載した
インタビューで、ECBは2025年には景気を抑制しない水準まで金利を引き下げることが可能だとの見解を示していた。
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原題:
ECB Must Be Open-Minded, Act Step by Step on Rates, Lane Says(抜粋)





