石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは来月の会合で、大幅な供給引き上げの継続を検討する見通しだ。中心役のサウジアラビアが市場シェアの回復を目指して動いている。
OPECプラスの主力8カ国は、過去3カ月連続で当初予定の3倍となる日量41万1000バレルの生産拡大に合意している。複数の参加国代表によると、7月6日の会合では8月についても同じ規模の供給増を検討する用意がある。代表らは匿名を条件に語った。
サウジは、需要の伸び悩みと十分な供給量にもかかわらず、OPEC諸国に生産ペースの加速を働き掛けてきた。この方針転換は市場に衝撃を与え、4月には原油価格が一時4年ぶりの安値に下落した。
またサウジとともにOPECプラスの中心役を担うロシアの姿勢も変化している。前回会合では、7月の大幅な供給引き上げに反対する動きを見せたが、今は必要と判断すれば追加の供給拡大を受け入れる姿勢だと、事情に詳しい関係者が今週明らかにした。
ロシア国営タス通信によると、ノバク副首相は27日、さらなる生産引き上げの可能性について問われ、「会合で検討する」と語った。
参加国代表らによると、大幅な供給拡大には、過剰生産を続ける参加国へのけん制やトランプ米大統領への配慮、米国のシェール業者からのシェア奪還など多くの要因が絡んでいる。
原題:
OPEC+ Is Set to Weigh Another Super-Sized Oil Output Increase
(抜粋)







