かつてウォール街屈指の弱気派として知られていたモルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏は17日、米株式市場に強気相場が形成されつつあるとの見方を示した。ただ、その前にS&P500種株価指数は一時的に下落する可能性があると警告した。
同行の米国株チーフストラテジストであるウィルソン氏は、トランプ大統領の関税政策の影響が企業の財務に反映されることで、7-9月(第3四半期)に米国株は5-10%下落するとの見通しを示した。ただし調整は一時的なものにとどまり、投資家にとっては企業利益の拡大期待に支えられた本格的な上昇局面への魅力的なエントリーポイントになるとみている。
「これが新たな強気相場の始まりというものだ」とウィルソン氏はブルームバーグテレビジョンで発言。
また調整局面があったとしても「短期かつ浅いものになる」とした上で、その局面では「絶好に」買いを入れると語った。
「利益見通し修正の広がりは爆発的だ」とも述べ、「企業が関税の影響をうまく低減している事実を否定できない」と指摘した。
ウィルソン氏は7-9月について、関税が売上原価に反映され始めるタイミングになる可能性があるとして、「おそらくリスクの四半期」になるとみている。ただ、市場への影響は一時的にとどまり、投資家の注目は2026年の成長見通しへと迅速にシフトするとの見方を示した。
ブルームバーグテレビジョンに出演するウィルソン氏(動画)
Source: Bloomberg
原題:
Mike Wilson Sees Up to 10% S&P 500 Drop, Is Eager to Buy the Dip(抜粋)






