欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーでベルギー国立銀行(中銀)のウンシュ総裁は、ECBが金融緩和を継続できるはずだとしながらも、消費者物価の伸びには留意する必要があるとの見解を示した。
ウンシュ氏は15日、ベルギー公共放送局VRTとのテレビインタビューで、「われわれの基本シナリオにおいて、ECBの見通しが実現する場合、さらなる政策金利の引き下げは可能なはずだ」と指摘。「しかし、サービスインフレの高止まりが続けば、利下げのペースがより緩やかになるリスクがわずかにあると私はみている」と語った。
同氏は、消費者物価の伸びは「おおむね抑制されているように見受けられる」としながらも、「モノとエネルギーを除いたサービスインフレは約4%と非常に高い水準にとどまっている」と説明。「このため、期待通りに経済が回復に向かう場合、インフレ率が2%を超える状態が長期化する可能性は十分にある」と述べた。
ECBは12日、今回の緩和サイクルで2回目となる
利下げを実施。インフレ見通しを据え置くとともに、2025年末までに物価目標の2%を達成できるとの予測を維持した。
13日にはラガルドECB総裁が、次回利下げのタイミングについて、10月よりは12月の可能性の方が高いことを示唆する
発言をしている。
ECB Cuts Growth Forecasts Through 2026
Inflation estimates largely in line with earlier projections
Source: ECB
原題:
ECB’s Wunsch Says Rates Should Fall, But Warns on Inflation(抜粋)






