11日の債券相場は上昇が予想される。前週末に米国の長期金利が低下した流れを引き継ぐ。新発10年国債利回りが1%近辺で推移し、投資家の需要が強まるとの期待も相場を支える。
8日の米国債相場は続伸。10年国債利回りは一時4.26%付近に低下し、大統領選後の上昇をほぼ帳消しにした。きょうは日本銀行が10月30、31日開催の金融政策決定会合の主な意見を公表するほか、10年物価連動国債の入札が行われる。
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、米長期金利の低下を受けて債券先物に買いが先行するものの、日銀の追加利上げ観測が続いているため上値は重いと予想する。もっとも、12月利上げ観測の高まりで2年国債利回りが0.5%まで上昇していることから、「どんどん売りが出るということではないだろう」と述べた。
きょうは特別国会が召集され、首相指名選挙が行われる。鈴木氏は石破茂首相が再び選出されると予想されているが、政治環境を確認するため投資家は様子見になりやすいとも語った。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.98~1.01%(8日は1.000%で終了)、先物中心限月12月物は143円50銭~143円80銭(同143円57銭)。
先物夜間取引で12月物は8日の日中取引終値比13銭高の143円70銭で終えた。
10年物価連動国債入札
29回債のリオープン発行で発行予定額は2500億円程度。価格競争入札によるダッチ方式
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストブレーク・イーブン・インフレ率の水準などを踏まえて順調とみる
10年物価連動国債の過去の入札結果 (表)
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