5日の取引で、国際的な原油価格の指標が約3年ぶりの安値に下落した。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスが4月から生産回復を開始すると
示唆したところへ、トランプ米大統領が仕掛けた貿易戦争で需要見通しが打撃を受けた。
北海ブレント原油価格は一時3.8%下落し、1バレル=69ドルを割り込んで2021年12月以来の安値を付けた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は一時4.5%値下がりして65ドルに接近し、23年5月以来の安値に達した。
トランプ氏の貿易政策が世界のエネルギー需要を後退させ、原油の流れを変える可能性があるが、それがどのように展開するかは最終的な構成と期間に左右され、そのいずれも今のところ不透明だ。供給の側も、OPECプラスが生産引き上げの計画をようやく前進させる様子で、米国内の在庫も先週増加したため、供給過剰の見込みが強まっている。
原題:
Oil Falls to Lowest Since 2021 as Trump Trade Wars Cloud Outlook(抜粋)




