9日の米国債は3日続落し、長期の利回りが大きく上昇している。安全資産としての米国債の信頼性が揺らいでおり、下落幅が拡大した。
10-30年債の売りは特に顕著だった。9日のアジア市場で10年債利回りは20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。30年債は一時25bp上昇の5.018%となった。
8日に実施された3年債入札が低調だったことを受けて短期債も売られたが、利回り上昇は長期債に比べ小幅にとどまっている。今後2日間には10年債と30年債の入札が実施される。
ドイツ銀行の金利ストラテジストスティーブン・ゼン氏は入札結果について「非常に弱い」と述べた。「最近の期間プレミアムの上昇と長引く不確実性の中で、米国債購入に対する不安が浮き彫りになっている」と述べた。
短期債と長期債の利回り格差は歴史的な水準に拡大。10年債利回りは2年債を70bp以上上回り、30年債と2年債のスプレッドは2022年序盤以降で初めて1ポイントを超えた。
また、債券トレーダーがヘッジを強化する中、金利スワップは米国債に対するアウトパフォーマンスを拡大。スワップ金利が米国債利回りを下回る逆イールドがさらに進んだ。
債券にとって不安定な状態が続いており米債市場のボラティリティーを示すICE・BOFA・MOVE指数は8日、23年10月以来の高水準に達した。
原題:U.S. 30Y Yield Rises 25 Bps to 5.018、
Treasuries Selloff Ramps Up as Investors Spurn US Long-End Bonds、
Treasuries Curve Steepens as Investors Spurn Long-End US Bonds(抜粋)
(利回りを更新します)






