日鉄株が上昇、USスチール買収巡るトランプ氏の曖昧な「承認」でも
記事を要約すると以下のとおり。
週明けの東京市場で、
日本製鉄の株価が続伸している。 トランプ氏は日米鉄鋼大手による「計画的なパートナーシップ(提携)」を評価。 だが、この予想外の発表には日鉄による総額141億ドルのUSスチールが「米企業にとどまる」と言及するにとどめた。「米国によってコントロールされることになる。」 こうした曖昧さに直面した日鉄とUSスチール株も23日、21%余り上昇して取引を終了しており、買収を巡る投資家の楽観的な見方が再び強まったことを示唆している。 大和証券の坪井裕豪チーフストラテジストは、トランプ氏の発言をサプライズだったとした上で、報道された追加投資を加えると今回の案件は割高と評価される可能性があるとの見方を示した。日鉄には借入金増加に加え増資の可能性が高まるとも述べ、「早期に投資からのリターンを株式市場に示す必要があるだろうとした。」 買収の可否を最終的に決定する立場にあるトランプ氏は、以前から日本によるUSスチールが外国企業に買われることには断固反対だと投稿していた。日本からの多額の資本流入は、USスチールに新時代をもたらす可能性もあり、日鉄は株主に買収の正当性を説明する必要に迫られる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日鉄株が上昇、USスチール買収巡るトランプ氏の曖昧な「承認」でも