超長期国債の発行減額案提示へ－財務省が市場関係者ときょう意見交換

需給悪化で国債市場が不安定な中、財務省は20日、超長期国債の発行減額案について市場関係者と意見を交換する。
40年債は2兆5000億円の減額となる。
市場の安定に配慮する姿勢を示した。
市場では財務省による発行計画の具体的な数値や方針を注視している。
　加藤財務相は、先週行われたブルームバーグとのインタビューで、発行計画には年度途中でも市場環境などに応じて発行額を変更する可能性は低いとの見方を示した。
　国債購入を主導してきた日銀が、金融政策の正常化に伴い、買い入れ規模を大幅に縮小している。
このギャップが国債価格に断続的な下押し圧力をもたらし、利回りの上昇を招いている。
　　計画の変更案は20日の国債投資家懇談会で示し、正式に決める。