資産運用会社グランサム・マヨ・バン・オッタールー(
GMO)は、新興国市場の現地通貨建て債券に千載一遇の好機があるとの見方に引き続き自信を示している。トランプ米政権の貿易・経済政策によって、この取引の魅力がさらに増していると説明した。
同社が最初に
この見方を示したのは2024年1月。それ以降、新興国の現地通貨建て国債のリターンを追跡する指数は10%余り上昇し、同期間の投資適格債の上昇率(約5%)を上回る。ただ、S&P500種株価指数の上昇率27%やMSCIオールカントリー・ワールド指数の25%は依然として下回っている。
GMOは今やさらなる上昇余地があるとみている。バリュエーションおよび分散投資上の要因や、今後のアウトパフォーマンスの可能性を理由に挙げた。
GMOのポートフォリオマネジャー、ビクトリア・クルム氏は14日のリポートで、「トランプ政権の貿易・経済政策は、ドルの弱さと新興国通貨の相対的な強さが継続する可能性を示唆しており、これによってわれわれの確信は一段と強まっている」とし、「新興国の現地通貨建て債券には千載一遇の好機があると引き続き考えている」と指摘した。
世界中の資産運用者は米国の政策を巡る不透明感に直面する中、代替的な投資先を探しており、新興国の現地通貨建て債券は多くの投資家にとって魅力的に見える分野の一つだ。米財政赤字の拡大やドル安も、この動きを後押ししている。
「こうした通貨安と高金利が共存する状況は極めてまれで、通常は長く続かない」とクルム氏は指摘した。
原題:
GMO Reiterates ‘Once-in-a-Generation’ Emerging-Market Debt Call(抜粋)




