名目賃金は4カ月ぶり高い伸び、好調な春闘反映-日銀正常化の支え
記事を要約すると以下のとおり。
6月の名目賃金は4カ月ぶりの高い伸びとなった。42カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。 日銀は、経済・物価が見通し通り推移すれば利上げを継続する方針を維持している。 丸紅経済研究所の浦野愛理主任研究員は、6月時点まで「日銀の想定通りに堅調に賃上げの動きも広がってきている」と評価。植田和男総裁は会見で、賃金と物価が相互に参照しながら緩やかに上昇していくメカニズムは維持されていると指摘。来年1月が33%で続いた。「持ち家の帰属家賃を除く」消費者物価指数で算出した実質賃金は0.7%減。毎月の基本給を引き上げ、1118円とする目安を答申した。目安通りに改定されれば初めて全都道府県で時給1000円を超える。 SMBC日興証券の関口直人エコノミストは、今のところ企業収益自体が大幅減速する状況ではなく、賃金が大きく減速することはないと分析した。 日銀の植田総裁は、日米合意は「日本経済を巡る不確実性の低下につながる」と評価した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 名目賃金は4カ月ぶり高い伸び、好調な春闘反映-日銀正常化の支え