【米国市況】S&P500種は下落、米ロ首脳会談にも警戒-円上昇
記事を要約すると以下のとおり。
15日の米株式市場ではS&P500種株価指数が最高値から下落。両首脳はすでに2回目の会談を視野にも入れている。 この日は期待外れの業績見通しを示したアプライド・マテリアルズを中心に、半導体関連株が売られた。 7月の米小売売上高は幅広い分野で増加し、6月分も上方修正された。前月比で下げたのは4月以来。「しかし、インフレと失業の両方が先行き悪化すると消費者は引き続き予想している」と述べた。 eToro(イートロ)の算出に使用されるコア売上高(コントロールグループ)は予想を上回り、好循環は続き得ると指摘。それが企業利益と株価の双方を押し上げるだろうと述べた。この日発表された一連の米経済指標は、市場で広がる9月の利下げ観測を揺るがすには至らなかった。「今週は高ベータ通貨が軟調だった一方、主要通貨(ユーロ、円、ポンド、スイス・フラン)は上昇し、ICEドルインデックス(DXY)が週間ベースで下落した。」10月か12月に少なくとも1回の追加利下げが行われるとの見方も崩していないと述べた。 米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、物価上昇圧力が持続的に強まっていないことを確認するため、インフレ指標を少なくともあと一つ目にしたいとの考えを示した。 和平に向けた進展の兆しが見られれば、地政学的リスクが後退し、今後数カ月で大幅な供給過剰が予想される原油相場の重しとなる可能性がある。制裁逃れに使われるロシア産原油輸送の「シャドーフリート(影の船団)」への制限強化や、中国を含むロシア産原油の買い手に対する追加関税も選択肢として検討されているという。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前日比1.16ドル(1.5%下げて65.85ドルで終了。 会談が決裂すれば、逃避買いから金が急騰する展開もあり得る一方、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比4.06ドル高の1オンス=3382.60ドルで終えた。原題:StocksSlideAfterDataasTrump-PutinMeetingBegins。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500種は下落、米ロ首脳会談にも警戒-円上昇