中国は14日、韓国造船大手の米子会社への制裁を発表した。米国による中国海運・造船業界の調査への対抗措置だとしており、同日から実施する。
中国商務省の発表によると、制裁対象となるのは
ハンファオーシャンの米関連企業5社。個人・法人ともにこれら企業との取引が禁じられる。ハンファオーシャンは、韓国の造船会社として初めて米国の造船所を買収しており、米国への技術移転を目指している。
発表を受け、ハンファオーシャンの株価は韓国市場で一時8%下落し、約2カ月ぶりの下げ率となった。
同省は今回の決定について、米国による通商法301条に基づく調査への対抗措置だと説明。301条は外国による不公正な貿易慣行に対し報復措置を講じる権限を定めたもので、米通商代表部(USTR)はこれに基づき、中国の海事・物流・造船業界を調査している。
中国の交通運輸省もこの日、USTRによる調査が中国の海運業などに与えている影響について調べると表明。その結果に基づき、適時に相応の措置を講じる方針を示した。
海洋覇権を巡る米中の長年の対立は新たな段階に入った格好だ。トランプ米大統領は10日、中国による
レアアース(希土類)輸出規制の強化を理由に、11月1日から100%の対中追加関税を課すと警告。両国の緊張は一段と高まっていた。
今週からは米国船舶が中国の港に寄港する際に特別料金を課す
対抗措置も始まっており、世界の海運業界に懸念が広がっている。
ソウルのハンファオーシャンとハンファUSAの広報担当者にコメントを求めたが、現時点で返答はない。
原題:
China Hits Back at US on Shipping With Hanwha Curbs, Probe (1)(抜粋)
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