米銀
JPモルガン・チェースは、個人投資家向けの上場投資信託(ETF)にプライベートクレジット資産を組み込もうとしている。
同行は9月30日、アクティブ運用型ファンド、JPモルガン・トータル・クレジットETFの設定を米証券取引委員会(SEC)に申請した。提出書類によると、債券市場全般に「機動的」に投資し、トータルリターン向上と安定的なインカム確保を目指す。
ポートフォリオの最大15%をプライベートクレジット資産に配分する予定だという。SECはETFへの低流動性資産組み入れ比率の上限を15%に設定している。
1兆7000億ドル(約251兆円)規模に拡大したプライベートクレジット業界は、機関投資家からの資金調達が細る中で、新たな資本の供給源として個人投資家へのアプローチを強めている。
JPモルガンの新ETFはプライベート債務とパブリック債務の双方に投資する方針。
JPモルガン・アセット・マネジメントのプライベートマーケットおよびカスタマイズソリューション責任者、ジェド・ラスコウィッツ氏は「米国の企業クレジット市場はますます一体化しつつあり借り手はパブリックとプライベートの間を自在に行き来している。投資家は両方の市場に積極的に投資することへの関心を強めている」と説明している。
現在は、両市場とも不安定さをはらんでいる。高格付け社債のスプレッドは1998年以来のタイトな水準に迫っており、バンク・オブ・アメリカ(BofA)などはプライベートクレジット市場の先行きに警鐘を鳴らしている。
関連記事:
プライベートクレジット、次の危機で衝撃増幅させる恐れ-フィッチ
今回申請されたJPモルガンのETFについては、ティッカーシンボルや手数料はまだ明らかになっていない。JPモルガンは発表以上のコメントを控えた。
原題:
JPMorgan Files Plans to Put Private Credit Into an ETF Wrapper(抜粋)





