石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは、生産回復の加速を協議する。3カ月にわたって供給を月当たり日量約50万バレル引き上げ、市場シェアの回復を目指すと加盟国の代表が明らかにした。
非公開の協議内容だとして匿名を要請した加盟国代表によると、OPECプラスは10月5日の会合で、残る供給停止分の日量166万バレルについて早急な回復を検討する。正式な決定は何も下されていないが、日量50万バレルずつの引き上げが選択肢の一つとして議論されるという。
OPECプラスは今月初め、日量約13万7000バレルの供給引き上げを発表した。生産回復のペースとしては鈍く、残りの供給停止分をどれだけ早く回復させるのかについて不透明性が生じていた。
国際エネルギー機関(IEA)が示した予測によると、2026年の石油市場は記録的な供給過剰となる見込み。OPECプラスの供給増加はこれをいっそう後押しする可能性があるが、中国が戦略備蓄向けに大量の石油を購入しており、西側諸国の在庫が積み上がるのを防いでいる点にもトレーダーらは注目している。
サウジアラビアは米国のシェールオイル企業などの競合に近年奪われた世界市場でのシェア回復を目指していると、複数の加盟国代表がこれまでに述べていた。
サウジのムハンマド皇太子は11月にワシントンを訪問し、トランプ大統領と会談する。トランプ氏は以前から原油価格の引き下げを求めている。
原題:
OPEC+ to Discuss Fast-Tracking Return of Halted Production(抜粋)





