トランプ次期米大統領は、ウクライナ・ロシア担当特使にキース・ケロッグ退役陸軍中将を指名すると発表した。ケロッグ氏は、ウクライナ軍事支援を停止する可能性も含め、戦争の早期終結を目指すトランプ氏の目標を支持してきた長年のアドバイザー。
米国のウクライナ支援継続に長年懐疑的だったトランプ氏は、就任前からロシアとの紛争を解決すると公言している。ケロッグ氏が過去1年に公表した複数の文書は、トランプ氏の公約の実現に向けた道筋の提言となっている。
トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「キースは、1期目のトランプ政権で非常に機密性の高い国家安全保障の役割を担うなど、軍とビジネスの分野で素晴らしいキャリアを築いてきた」と指摘。「彼は最初から私のそばにいた! われわれは共に、『力による平和』を確保し、米国と世界を再び『安全』にする!」と付け加えた。
キース・ケロッグ氏
Photographer: Al Drago/Bloomberg ケロッグ氏(80)は、ペンス前副大統領の国家安全保障顧問を務め、その後、トランプ政権1期目のチームに加わった。 同氏はウクライナに武器供給を絶つと脅してロシアとの協議への参加を迫るよう呼びかけている。一方で、ウクライナが外交を追求するなら強力な立場から交渉できるよう、支援を継続するとも示唆している。
また、複数の元トランプ政権高官が設立した団体「米国第一政策研究所」向けの共同執筆文書では、現在の戦線を凍結して非武装地帯を設置し、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟問題を「長期にわたり」先送りにする取引案を提言。ロシア政府に「限定的な制裁緩和」を提案するフォーリン・アフェアーズ誌の記事を引用した。
原題:
Trump Picks Keith Kellogg as Envoy for Ukraine and Russia (3)(抜粋)






