北朝鮮がウラン濃縮施設を初めて披露した。金正恩朝鮮労働党総書記の視察を伝えた国営メディアの記事に写真が掲載された。
国営メディアは13日、金氏が核兵器研究所などを視察し、「自衛のため核兵器の飛躍的増強に向け遠心分離機をさらに増やす必要性を強調した」と報じた。ウラン濃縮施設は20年余りにわたり米国との摩擦を引き起こしてきた北朝鮮の核開発計画の中核。
韓国の聯合ニュースによれば、北朝鮮がウラン濃縮施設の様子を公開したのは初めて。韓国統一省はすぐにはコメントを発表しなかった。
🆕JUST IN: Kim Jong Un inspects North Korea's weapon-grade nuclear materials production base, presented tasks for long-term plan to increase the production of materials. pic.twitter.com/6xiI1y6mVD— Martyn Williams (@martyn_williams) September 12, 2024
金氏は核兵器の増強を繰り返し表明。2002年に当時のブッシュ米大統領からウラン濃縮計画を非難された際、北朝鮮はそうした計画を否定したが、今回の写真公表は金氏がもはや同計画を隠す必要がなくなったと考えていることを示している。
北朝鮮は年1発程度の核爆弾製造が可能な量のプルトニウムを当初生産していたが、軍事専門家によると、ウラン濃縮プログラムを通じ現在では年に核爆弾約6発分の核分裂性物質を生産できるようになったもようだ。
韓国国防研究院(KIDA)は23年1月に発表した論文で、北朝鮮は約80-90個の核弾頭を保有していると推定。また、長期的に100-300個の核弾頭保有を目指しているとの見方も示した。
複数の韓国当局者は、北朝鮮が軍事力を誇示する狙いで、11月の米大統領選直前に核実験を行うことを検討している可能性があるとしている。北朝鮮が前回核実験を実施したのは17年9月。
原題:
North Korea Makes First Display of Long Disputed Uranium Program(抜粋)





