大企業製造業の景況感が2期ぶり改善、日銀利上げの支えに-12月短観
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行が13日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の景況感は2四半期ぶりに改善した。植田和男総裁は11月の講演後の質疑応答で、12月会合の結果を予測するのは困難とし、「それまでの期間に非常に多くのデータや情報が利用可能となると述べていた。」現在の環境を踏まえると、「12月に利上げをすべきだと思うと語った。」日本企業の物価見通しは堅調出所:日本銀行 13日の東京外国為替市場の円相場は、短観発表を受けて円が若干買われた後、下落に転じ、一時1ドル=152円50銭台で推移していた。 ブルームバーグが5-10日に実施したエコノミスト調査では、追加利上げの時期について52%が来年1月を予想。ただ、消費者物価の上昇に加速感が見られず、海外経済の不確実性も強まっている中で、追加利上げは「12月の可能性もあったが、今回の調査では見られていない」とした上で、1月予想を維持。 日銀の説明業況判断DI、大企業・製造業の改善業種からは、価格転嫁の進展が要因として聞かれている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 大企業製造業の景況感が2期ぶり改善、日銀利上げの支えに-12月短観