欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーでベルギー国立銀行(中銀)のウンシュ総裁は16日、利下げがどこまで行われるかを巡る投資家の予想は、政策当局者の評価と比較的一致していると述べた。
ウンシュ氏はブリュッセルでのインタビューで、ECBが現在の3%からさらに0.25ポイント刻みで4-5回利下げするとの市場予想について尋ねられ、「おおむね違和感ない」と述べた。借り入れコストが経済成長を抑制も刺激もしないレベルである中立金利に近づくにつれ、この見通しは変わる可能性が高いとも強調した。
ウンシュ氏は「制限を取り除き、おそらく中立金利に近い水準に近づける必要があるという点については、比較的幅広い合意がある」とした上で、「ただ、その水準がどこにあるのかはわからない。推定値は非常に幅広く、試行錯誤を繰り返すことになるだろう。限界付近では他のショックが起こり、2%を上回ったり下回ったりする可能性もある」と指摘した。
Source: Bloomberg Economics ECBは12日、今年4度目の
利下げを実施し、経済拡大を抑制していると判断される金利をさらに緩和する
見通しを示した。
ウンシュ氏は、欧州の景気回復がなかなか軌道に乗らない中でも、インフレ率がECBの目標を下回るリスクはないと主張した。
ウンシュ氏は「サービスのインフレ率が引き続きかなり高いため、インフレ目標を下回るリスクが最近増したとは思わない」と述べ、「成長の勢いが鈍化しているとの意見には同意するが、7-9月期(第3四半期)に5.4%の賃金上昇があったことを考えると、その後インフレ率がゼロ近くまで低下することはないだろう」との見解を示した。
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原題:
ECB Broadly Comfortable With Market’s Rate-Cut Bets, Wunsch Says(抜粋)






