東京消費者物価3カ月ぶり伸び拡大、エネルギー上昇-日銀利上げ後押し
記事を要約すると以下のとおり。
全国の物価の先行指標となる11月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は、エネルギー価格の上昇幅拡大を主因に3カ月ぶりに伸びが拡大した。日銀が目標とする2%を上回るのは2カ月ぶりの高い伸び。コメ類のほか、チョコレートや調理パンなどがプラス幅の拡大に寄与した。 日銀は経済・物価の改善に応じて緩和度合いを調整する姿勢を維持する一方、追加利上げの時期について明確なメッセージは出していない。 SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは、今回の統計で食料の伸びが確認されたが、コメ以外に広がりが見られたことが特徴だと説明。 CPI発表後、東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇幅を拡大。 賃金動向を反映しやすいサービス価格は0.9%上昇と6月以来の高い伸びとなった。現時点で好循環と呼べるかは分からないが、賃上げから物価を引き上げる動きはあると語った。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 東京消費者物価3カ月ぶり伸び拡大、エネルギー上昇-日銀利上げ後押し