金利予測分布図とFRB議長会見に市場は注目、利下げ織り込み済み
記事を要約すると以下のとおり。
米金融政策は今週、重大な転機を迎える。米最大手銀行であるJPモルガン・チェースのエコノミストや一部のトレーダーは0.5ポイントの大幅利下げを予想している。この組み合わせにより、既に進行中である世界の金融資産のリプライシングがさらに進む見込みだ。MortgageRatesRetreatFromMulti-DecadeHighsSource:MortgageBankersAssociation ただ、政策当局者および米経済の前途は依然としてかなり不透明だ。13日の米大統領選も、連邦準備制度の政策決定を難しいものにする。一方、民主党のウォーレン上院議員は、政策金利を0.75ポイント引き下げるよう当局に圧力をかけている。 JPモルガンの米チーフエコノミストであるマイケル・フェローリ氏は13日、顧客向けのリポートで0.5ポイントの利下げが「正しい」措置だとの見解をあらためて示した。0.25ポイントとなった場合、市場の反応は当局者が小幅利下げをどのように説明していくかに大きく左右されるだろうと付け加えた。<br> ドット・プロットは、2027年までの各年の年末時点の全政策当局者の予測を示すものになる。 FRB調査統計局長を務め、現在はブルームバーグ・エコノミクスの米経済調査ディレクターであるデービッド・ウィルコックス氏は「年末時点のドット・プロットは今や特に興味深いものとなっている」と指摘。エコノミストの調査によると、11月と12月の追加利下げに賛成のメンバーは過半数に達しているとみられている。当時、年内2回よりも多い利下げ回数を予想していた当局者はゼロだった。13日時点では、今週のFOMCで予想される利下げ決定を含め、12月末までに約114ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の引き下げを織り込んでいる。
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