週明け27日の市場混乱時に勝者となったのは、市場の落ち着きに賭けるオプション戦略だった。
これは「ディスパージョン取引」と呼ばれるもので、指数を構成する個別銘柄のオプションを購入し、インデックスのオプションを売却する戦略だ。人工知能(AI)を巡る不安が市場に広がり、時価総額の大きい一部の米大手企業の株価が下落する中、2020年以降で最高のパフォーマンスとなった。
構成する個別銘柄に比べ指数の変動が小さいままになることへの賭けに実質的に等しいことがその理由だ。この戦略はさまざまなヘッジファンドや銀行が選好している。
27日の下落はテクノロジー銘柄に顕著で、他のセクターでは限られた。株式間の相関性は低く、指数の変動性は抑制され続けた結果、ディスパージョン取引にとって理想的な環境となった。
ディスパージョン取引は、以前こそヘッジファンドのニッチな戦略だったが、銀行が顧客向けにアクセスしやすい商品としてパッケージ化するなど、近年主流になりつつある。
JPモルガン・チェースや
シティグループ、BNPパリバのディスパージョン戦略は同日、いずれもここ5年程度の間で最もパフォーマンスが良かった。Cboe「S&P500ディスパージョン指数」は22年以来の高リターンとなった。
トールバッケン・キャピタル・アドバイザーズのマイケル・パーブス最高経営責任者(CEO)は、「一夜にして無差別に『株式離れ』が起きたかのように見えたが、株式間の相関性は先週以上に低い市場環境に転じている」とリポートに記した。
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原題:
Hedge-Fund Options Bet Surged Most Since 2020 in Tech Tumult (1)(抜粋)




