【コラム】過熱する金相場、波に乗るには遅過ぎる-カイザー
記事を要約すると以下のとおり。
ポッドキャストを聴くたびに金の宣伝が流れ、資産運用会社によれば顧客は金に夢中だ。予想通り、グーグル検索で「金の買い方」は過去最高の件数を記録。人気資産を売り込む好機を逃さないウォール街が、そう考え始めたのは間違いないだろう。だが、金を組み込んだポートフォリオがS&P500種株価指数と米国債・社債で構成される60/40ポートフォリオのパフォーマンスを上回った分は、1968年4月から今年9月までで年率0.7ポイントという計算になる。まず、金と債券は置き換え可能ではない。つまり、債券を金に替えればリターンの向上は見込めるものの、変動はそれだけ激しくなる。1968年以降、金のボラティリティーはS&P500種より約20%高く、年間でパフォーマンスは2.3ポイント低い。それは、より安定したパフォーマンスだ。 過去10年単位の移動平均では、株式と債券がほとんどの期間で金を上回ってきた。こうした停滞は、時として現在のような短期の急騰で流れが変わる。多くの金愛好家が動機とするのは恐怖心だ。いずれのケースでも、不安が和らぐと金の上昇は失速し、最近の上昇を懸念していることがある。今年、米国債利回りは低下しており、インフレ期待は依然として米連邦準備制度理事会(FRB)の目標である2%前後にとどまっている。ただし、大きな利益を期待すべきではない。このコラムの内容は編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を必ずしも反映するものではありません)原題:TheGoldFOMOTradeIsTooLate:NirKaissar(抜粋)ThiscolumnreflectsthepersonalviewsoftheeditorialboardorBloombergLPanditsowners.。
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