【米国市況】円売り継続、高市氏「口先介入」も歯止め効かず－株下落

ニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルで6営業日続落した。
だが、円買いの勢いは続かず、その後は再び1ドル＝153円台前半まで押し戻された。
「これは事実上、高市氏による口先介入だ」と語った。
　ドル指数は続伸。
「FOMC議事要旨によれば、9月中旬時点のFRB当局者はそれほどハト派的ではなかった。」
相場に過熱感が出るなか、目先の調整を見込む声も広がっている。
　トゥルイスト・アドバイザリー・サービシズのキース・ラーナー共同最高投資責任者（CIO）は、「市場の一部では過熱感がみられるものの、全体的な投資家心理はまだ過度の楽観には至っていないと指摘。」
関連記事：消えないAIバブル懸念－エヌビディアとOpenAIの投資還流で市場膨張S&P500種は小反落Source:Bloomberg　　ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」のトム・エッセイ氏は、「AIはまだバブルではない。
AIインフラにこれほど多くの資金が投じられ（さらに巨額の投資が約束され）、それが米経済の重要な一角を占めるようになり、数年にわたる強気相場の最大の原動力となっているとの見方を示した。
　「AIバブル論が的外れである主な理由の一つは、主要プレーヤーが依然として高い収益力を維持している点にあると指摘するのは、モルガン・スタンレーのウェルス・マネジメント部門で市場調査・戦略を統括するダニエル・スケリー氏だ。」
国債　　米国債相場は下落。
20年にわたる低下傾向が一段と鮮明になった。
　ブルームバーグ・インテリジェンスのウィル・ホフマン氏によると、今回の30年債入札は「底堅い」需要がみられたという。
中東情勢の緊張緩和にトレーダーの関心が集まる一方、金融市場全体で慎重姿勢が強まった。
　CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「センチメントは依然として低調だ。」
　需給を左右する新たな材料に欠ける中、原油は他の市場と歩調を合わせる形で下落した。
米財務省は、イラン産の原油および液化天然ガス（LNG）のウェストテキサスインターミディエート（WTI）先物11月限は前日比1.04ドル（1.7％）安の1バレル=61.51ドルで終了。
ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.6%）下落の65.22ドル。
　金スポット価格はニューヨーク時間午後3時40分現在、前日比60.23ドル（2.4％）下げて3972.60ドルで引けた。