【米国市況】S&P500、高値警戒感から上昇一服-ドル145円台前半
記事を要約すると以下のとおり。
ナスダック100指数は1.2%下げた。 議会証言2日目に臨んだパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、関税が消費者物価に及ぼす影響を見極めきれない-上院証言 BMOプライベート・ウェルスのキャロル・シュレイフ氏は「貿易政策のシフトがもたらす不確実性がなければ、FRBは今夏に利下げを実施することができただろう」と指摘。「FRBの利下げ休止は関税に起因したもので、景気動向を必ずしも反映したものではない。」 米国市場は今年に入って、新大統領による国際秩序の再編や大規模な関税措置、中東情勢に起因する不確実性といった逆風に直面。 ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「相場が一直線に動くことはない」と指摘。関連記事:トランプ氏、米はイランと来週協議へ-中東での戦争「終わった」(1) BMOのシュレイフ氏は「イランとイスラエルの紛争の最悪期は過ぎたと市場は織り込んでいる」と指摘。イールドカーブのスティープ化が進み、30年債利回り4.83%-4.83%-4.7-1.22% 米東部時間16時55分 この日実施された5年債の利回り3.879%と、入札前取引(WI)水準の3.874%を上回った。 ドイツ銀行のストラテジスト、スティーブン・ゼン氏は5年債入札について、「相場が今週上昇したことによる買い疲れを反映していると話した。」 フォート・ワシントン・インベストメント・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、ダン・カーター氏は「短期金利は低下し得るが、長期債利回りが同じように下がるとの確信はそれほど強くない」と指摘。FRBがより積極的に利下げを実施する、あるいは市場が財政見通しへの懸念を強めるといった場合だと述べた。 円は対ドルで下げ幅を縮小。 バークレイズのストラテジストは、トレーダーはポートフォリオ調整に伴い、月末にかけてドルを売る必要があるだろうと指摘。「市場は状況が落ち着く中、米国データの比較的低調なトレンドや、パウエルFRB議長が年内の複数回の利下げに含みを持たせている点に再び注目するかもしれない」と述べた。 原油 ニューヨーク原油相場は反発。その上で、イランとイスラエルの戦争は「終わった」と語った。このデータはウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)のプロンプトスプレッドにも影響。これが原油の上値を抑えた。その上で、「年後半はなお供給過剰が見込まれ、弱気なセンチメントも続いているが、当面の需給バランスは市場全体の動向が示唆するよりも引き締まっているように見受けられると述べた。」金 金スポットは今年に入り27%上昇。ただここ数カ月は勢いが衰えており、1オンス=3300-3400ドルで引けた。 原題:S&P500RallyHitsaWallNearItsAll-TimeHighs:MarketsWrap(抜粋)TreasuryRallyStallsAmidAuctionAfterYieldsHitMonthlyLowsDollarFallsforThirdDay,FocusShiftstoUSData:InsideG-10OilGainsasUSStockpilesDrop,TrumpStickstoIranPressureGoldSteadiesasTradersWeighMiddleEastTruce,FedRatePath。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500、高値警戒感から上昇一服-ドル145円台前半