アジアの超富裕層、金取引にシフト-19世紀の貿易商のような動き
記事を要約すると以下のとおり。
アジアの超富裕層の間では、仲介業者を通さずに自ら金関連のビジネスに参入するファミリーオフィスが現れている。香港まで空輸し精錬した上で、アジアの富裕層や中国の戦略的な買い手に市場価格で販売している。運用資産残高や金取引への総投資額については明かさなかったが、「この機会を生かせるのは今後1年ほどだと考えていると語った。」 HSBCが2025年に実施した調査によると、香港の富裕投資家は金へのポートフォリオ配分を1年で2倍余りに増やした。 ここ数日、トランプ米政権による関税措置が金をどう扱うかを巡り、不確実性が市場に混乱をもたらした。 中には、金のリースに乗り出すケースもある。大半の買い手にとって、ドル建ての金の価格がドル安で割安になる中、利回りを生まない金が安全資産としての魅力をさらに増す可能性がある。 香港の役割を強化する狙いがある。関連記事:上海黄金交易所が香港進出、本土外で初めて-人民元建てで取引可能に 一方で、限界も見えている。LBMAは、紛争との関わりがあったり、環境破壊につながったりしている貴金属の排除を求めている団体で、影響力が大きい。スイスの非政府組織(NGO)スイスエイドによると、ケニアは他のアフリカ諸国から金を密輸する中継地になっているという。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース アジアの超富裕層、金取引にシフト-19世紀の貿易商のような動き