世界の大手テクノロジー企業の間では、エネルギーを大量消費するデータセンターへの電力供給で原子力発電を検討する動きが出始めている。一方で
アマゾン・ドット・コムは現時点では、アジアでのプロジェクト向けエネルギー源として、グリーン電力の風力および太陽光しか検討していない。
アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のアジア太平洋担当エネルギー・環境政策責任者、ケン・ハイグ氏は「われわれは現在調達可能なものに目を向けている。この地域においては再生可能エネルギーだ」と指摘。「この地域で原子力を調達することは可能だろうか。まだ不可能だ」と述べた。
これとは対照的に米国では
マイクロソフトのほか、アマゾンも自社データセンターへの電力供給において、原発に目を向けつつある。原子力は発電量が不安定な風力や太陽光に比べ、低炭素の電力を24時間供給できるという大きな利点がある。
マイクロソフトは再稼働が計画されているペンシルベニア州のスリーマイル島原発から電力を購入することで
合意。アマゾンも最近、同州で原発を動力源とするデータセンターを取得した。
アジアはグリーン電力を取得するのが最も難しい地域の一つだが、最も大きな可能性を秘めた地域でもあると、ハイグ氏は話した。例えば、日本でクリーンエネルギーの調達が以前より容易になっているほか、ベトナムとマレーシアでは購入規制に心強い進展が見られている。
アマゾンでは現在、アジア太平洋地域全体で83の再生可能エネルギープロジェクトが実行可能となっており、推定発電容量は計2.2ギガワットを超える。同社は東南アジアとインドで、より多くのクリーン電力契約の締結を目指している。
キーポイント
グーグル、データセンターへの原発活用で電力会社と協議-日本も視野
日本は再エネ供給不足、企業ニーズ満たさずとアマゾン-化石燃料依存
原題:
Amazon Prefers Renewables in Asia as Nuclear Still Elusive (1)(抜粋)






