米
アメリカン航空グループは、消費者需要の低迷継続を受けて利益予想を下方修正した。米旅行業界の回復に疑問を投げ掛ける形となり、株価は急落した。
同社は24日の発表資料で、2025年通期の調整後損益は20セントの赤字から最大80セントの黒字のレンジになると予想。中間値は30セントの黒字としている。アナリスト予想は72セントの黒字。
ニューヨーク市場で
アメリカン航空株は一時10%安となった。年初から23日までに27%下落している。
アメリカン航空の通期予想は、
ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスや
デルタ航空が示したより強気な見通しとは対照的だ。ユナイテッドとデルタは、企業や消費者が旅行を再開し、トランプ大統領による関税の脅し、インフレや一部空港での混乱といったリスクを乗り越えつつあるとみている。
アメリカン航空は、国内市場の回復が続けば、予想レンジの上限に達する可能性もあるとしている。
ロバート・アイソム最高経営責任者(CEO)は、米経済専門局CNBCのインタビューで、「7月は国内消費の低調さを受けて厳しい状況となっている」と発言。消費者は引き続き経済を巡る不確実性に直面していると指摘した。今年残りの期間については、需給バランスが同社に有利な方向に傾くとの見通しを示した。
法人需要については横ばいが続いていると、アイソム氏は指摘。一方、ユナイテッドとデルタは今月、ビジネス旅行が全体の回復をけん引しつつあると説明している。
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米国内市場への依存度
アメリカン航空は、競合するユナイテッドとデルタよりも国内市場の乗客数が多く、国内需要や運賃変動の影響をより受けやすくなっている。特に今年初めは大きな打撃を受けた。
7-9月(第3四半期)の調整後損益については、1株当たり10-60セントの赤字を予想。アナリスト予想(1セントの赤字)を大きく上回る損失を見込んでいる。
4-6月(第2四半期)決算は、調整後損益が1株当たり95セントの黒字と、アナリスト予想(75セントの黒字)を上回った。売上高は144億ドル(約2兆1100億円)で、こちらも市場予想を超えた。
原題:
American Air Falls After Raising Doubts About US Travel Rebound(抜粋)







