カジュアル衣料を手掛ける米
アバクロンビー・アンド・フィッチ(アバクロ)が香港への本格的な再進出を計画していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社は8年前に香港の旗艦店を閉鎖していた。
非公開の案件だとして関係者が匿名で語ったところでは、アバクロはアジアの金融ハブである香港の一等地に大型店舗2軒を設ける予定。一つは銅鑼湾(コーズウェイベイ)地区のトレンディーなショッピングモール、ハイサンプレイス内の広さ7000平方フィート(約650平方メートル)の店舗。もう一つは香港北部の人気ショッピングモール、ニュータウンプラザにあり、広さは1万平方フィートを超える。
香港の不動産価格が下落する中、より大規模な店舗の確保に動く世界的ブランドが相次いでいる。
アバクロの具体的な賃料は明らかにされていないが、ハイサンプレイスの物件に現在入居している
ファーストリテイリングのカジュアル衣料ブランド「GU(ジーユー)」の月額賃料は約70万香港ドル(約1300万円)。これは、米
ギャップが2020年に退去する前にオーナーの
希慎興業(ハイサン・デベロップメント)に支払っていた金額を70%近く下回る水準だ、と関係者1人は語った。
香港最大のデベロッパーである
新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ)が所有するニュータウンプラザの店舗には現在、スウェーデンのファストファッション企業
ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)が入っている。
アバクロはブルームバーグの取材に対しコメントを控えた。ハイサンとサンフンカイにコメントを求めたが、すぐには返答がなかった。
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原題:
Hong Kong’s Plunging Retail Rents Lure Back Abercrombie & Fitch(抜粋)






