カナダ雇用者数、予想に反して大幅増－関税巡る不透明感よそに

カナダでは6月、関税を巡る不透明感がある中、雇用者数の伸びが半年ぶりの大きさとなった。
最も楽観的な見通しでも2万5000人増だった。
前月は7.0％だった。
失業率の上昇を防ぐのに十分なほどの雇用が創出されたのは5カ月ぶりだ。
ケベック州ブロサールのスポーツ用品店で商品を見る人たちSource:Bloomberg　　雇用データの発表後、カナダ・ドルは一時、米ドルに対する下げを埋める場面があった。
この先は、関税と貿易を巡る不確実性に経済とインフレがどう反応するかに、おおむね左右される見通しだ。
　モントリオール銀行の金利・マクロストラテジスト、ベンジャミン・ライツェス氏は「大幅な軟化が予想されていたことからすると、非常に堅調な内容だ」と電子メールで指摘。