米クリーブランド連銀のハマック総裁はインフレ率低下のさらなる進展を待ち、新政権の政策が経済に与える影響を分析する間、政策金利を「当面」は維持することが適切だと述べた。
ハマック総裁は11日、ケンタッキー州レキシントンで開かれたイベントに出席し、インフレについて「良好な進展があったが、2%はまだ視野に入ってきていない」と指摘。「労働市場が健全性を維持している限り、金融政策をさらに調整する前に、インフレ率が持続的に2%に下がりつつある証拠が広がるのを確認したい」と述べた。発言内容は準備原稿に基づく。
金融政策に対して辛抱強いアプローチが必要とされる理由として、ハマック氏は2つの主な要因を挙げた。一つは個人消費の強さを含むインフレ上振れリスクが長期間続いていること。もう一つは昨年実施した利下げが時間差を伴って経済活動を活性化する可能性だ。
US Inflation in Holding Pattern Above Fed's Target
Source: Bureau of Economic Analysis
規制や税、移民、関税などに関する新政府の政策に関連し不確実性があることも、ハマック総裁は強調。これらを分析し、金融政策で適切な対応を決定するには「ある程度の時間」が必要だと述べた。
「関税を一例に挙げると、最終的な影響を辛抱強く評価するのが政策においては適切だ」とハマック氏。「ここ最近のインフレが高止まりしていることを考慮すれば、インフレ見通しへのリスクは上方向に傾いているようだ。それは2%への低下を遅らせ、経済におけるインフレ高止まりを定着させかねない」と述べた。
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金融政策の景気抑制効果は穏やかなものに過ぎないと指摘し、金融政策は「すでに中立的なスタンスにある、あるいはそれに近いのかもしれない」とハマック氏は述べた。中立的なスタンスとは景気を刺激も抑制もしない金利水準を指す。
原題:
Fed’s Hammack Says Rates on Hold Until Inflation Ebbs Further(抜粋)





