米ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、ここ2カ月で2度目となる米国株の見通し引き上げを行った。米連邦公開市場委員会(FOMC)がより早期に利下げするとの見方が背景だ。
デービッド・コスティン氏率いるチームは、向こう12カ月のS&P500種株価指数見通しを6900と、従来の6500から引き上げ、年末時点の目標値も6100から6600に上方修正した。米国債利回り低下や、米主要企業の堅調な業績も株価押し上げの要因になると分析している。
同チームは8日付のリポートで、「1-3月(第1四半期)の好調な決算が結果的にわれわれの自信を深めた」と記した。
ゴールドマンがS&P500種の目標値を修正するのは、今年に入ってこれが4度目。トランプ米大統領の下で変化の激しい米経済政策への対応に苦慮するウォール街のストラテジストたちの現状を映し出している。
コスティン氏は以前、リセッション(景気後退)リスクの高まりや関税を巡る不透明感を理由に、S&P500種は5700まで下落する恐れがあると警告していた。最新予測に基づくと、S&P500種は年末までにさらに5.9%上昇することになる。
米国の貿易戦争が企業の業績見通しに不確実性をもたらしているものの、企業はコスト削減や価格戦略の見直しを通じて、関税の影響を徐々に吸収していくと、コスティン氏らはみている。
同氏は「関税の影響が市場に吸収されるには時間がかかるが、関税引き上げ前に在庫を積み増していた大手企業には一定のバッファーがあるようだ」と述べた。
原題:
Goldman’s Kostin Lifts S&P 500 Target for Second Time Since May
(抜粋)




